海外通販を利用する際、気をつけたいのが“関税”です。
とくにマイプロテインでは、注文額が16,666円以内でも、意外なカラクリで課税対象になるケースがあります。
この記事では、失敗談を交えながら、関税の仕組みや計算方法、節約のコツを詳しく解説します。
関税が発生する仕組みとその背景
詳しい人がいたら教えてほしいんだけど、マイプロテイン買ったら関税で5,000円取られた…。
合計金額が16,446円だったから、関税はかからないと思ったんだけど…😭 pic.twitter.com/RCMKNe1aAL
— リハ先生@4人子育て投資家 (@rihasensei) October 10, 2023
なぜ「16,666円」が目安になるのか?
日本の少額輸入貨物では、課税価格が10,000円以下なら関税・消費税が免除されます。
課税価格は「海外小売価格×0.6」とされるため、海外表示価格が16,666円なら課税枠に収まる仕組みです。
2023年1月からの税率変更が関税額を引き上げ
2023年1月に、追跡配送に使われる税率が旧15%から「29.8%+重量税」に変更されました。
これは税関の方針変更に基づくもので、個人輸入でもプロテインは例外ではありません。
為替変動と重量で変わる関税の実態
マイプロテインに関税かかるなんて聞いてないンゴオオオオオオオ pic.twitter.com/Z02JQBbZ9G
— どんぐり@試される大地 (@donguri_hkd) December 2, 2024
為替の影響が予想以上に大きい
マイプロの価格表示は英ポンド基準。税関は「通関申請日の属する週の2週間前の平均為替レート」を使います。
そのため、円高・円安によっては表示価格が16,666円未満でも課税対象となります。
ホエイとソイでこんなに差が出る計算例
例えば、ホエイプロテイン2.5kg×3袋、課税価格が17,000円だった場合、こうなります。
さらにここに消費税が加わるため、実際には12,900円近くになるケースもあります。
一方で、大豆由来のソイプロテインは重量税がなく、関税率も協定税率で10.6%程度と低めです。買い方によって支払額にかなり差が出ます。
無料ギフトや衣料品が招く“隠れリスク”
マイプロテイン関税高杉やろ…💀 pic.twitter.com/DUZk4AArou
— PLANT (@coffeeplant5) November 22, 2024
無料ギフトも課税対象に含まれる
マイプロ公式では「無料ギフトも1点あたり約150円として販売価格に含む」と明言されています。
16,500円の注文にギフトが加わると、課税枠を軽く超えてしまう例も珍しくありません。
衣料品は金額に関係なく“即課税”
手袋や履物、トレーニングウェアは課税価格が10,000円未満でも関税がかかります。
これは衣類全般に適用されるルールで、どんなに安くても注意が必要です。
関税の節約術と安心な注文法
マイプロテインの関税で5.4kはエグいて😣 pic.twitter.com/CAQj6sGDLh
— しまちゃむ (@nyon_sima) May 13, 2024
「安全ライン」は15,000円以内
為替変動やギフト、為替差額を考慮すると、注文額は16,000~15,000円に抑えるのが現実的です。
送料無料ライン(13,000円以上)も踏まえ、ベストな予算設定といえるでしょう。
注文を分けてリスク分散
重量税のかかる大量買いを避けるには、注文を分割するのがおすすめです。
10kg以上のまとめ買いでは「商用輸入と見なされる」リスクもあるため注意が必要です。
税関の「事前教示」を活用しよう
税関相談官室では、輸入前に「これは何パーセントの関税がかかりますか?」と問い合わせることが可能です。
ホエイたんぱく調製品など、分類の目安が公表されている品目の場合は、予想額を試算してもらえます。
まとめ:落ち着いた注文で不要な出費を回避
マイプロテイン
関税にびっくり‼️ pic.twitter.com/PsJ3dauJau— サイジュ (@saiju1234) November 24, 2024
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関税がかかるのは「表示価格が16,666円超」または「衣料品を含む注文時」
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為替・重量・ギフトを加味すれば注文額は15,000円以内が安全
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無料ギフトや衣料品は思いがけない課税要因となる
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「事前教示」を使えば、購入前に関税額の見通しが可能
まずは少額から注文し、慣れてきたら徐々にボリュームを増やすのが賢いやり方です。
この記事が、安心・お得なマイプロテイン購入の参考になれば幸いです!
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