マイプロテイン輸入で知っておきたい関税の落とし穴

枚関税

海外通販を利用する際、気をつけたいのが“関税”です。

とくにマイプロテインでは、注文額が16,666円以内でも、意外なカラクリで課税対象になるケースがあります。

この記事では、失敗談を交えながら、関税の仕組みや計算方法、節約のコツを詳しく解説します。

関税が発生する仕組みとその背景

なぜ「16,666円」が目安になるのか?

日本の少額輸入貨物では、課税価格が10,000円以下なら関税・消費税が免除されます。

課税価格は「海外小売価格×0.6」とされるため、海外表示価格が16,666円なら課税枠に収まる仕組みです。

2023年1月からの税率変更が関税額を引き上げ

2023年1月に、追跡配送に使われる税率が旧15%から「29.8%+重量税」に変更されました

これは税関の方針変更に基づくもので、個人輸入でもプロテインは例外ではありません。


為替変動と重量で変わる関税の実態

為替の影響が予想以上に大きい

マイプロの価格表示は英ポンド基準。税関は「通関申請日の属する週の2週間前の平均為替レート」を使います

そのため、円高・円安によっては表示価格が16,666円未満でも課税対象となります。

ホエイとソイでこんなに差が出る計算例

例えば、ホエイプロテイン2.5kg×3袋、課税価格が17,000円だった場合、こうなります。

(17000×0.6×0.298)+(7.5×1155)≒11700円

さらにここに消費税が加わるため、実際には12,900円近くになるケースもあります

一方で、大豆由来のソイプロテインは重量税がなく、関税率も協定税率で10.6%程度と低めです。買い方によって支払額にかなり差が出ます


無料ギフトや衣料品が招く“隠れリスク”

無料ギフトも課税対象に含まれる

マイプロ公式では「無料ギフトも1点あたり約150円として販売価格に含む」と明言されています

16,500円の注文にギフトが加わると、課税枠を軽く超えてしまう例も珍しくありません。

衣料品は金額に関係なく“即課税”

手袋や履物、トレーニングウェアは課税価格が10,000円未満でも関税がかかります

これは衣類全般に適用されるルールで、どんなに安くても注意が必要です。


関税の節約術と安心な注文法

「安全ライン」は15,000円以内

為替変動やギフト、為替差額を考慮すると、注文額は16,000~15,000円に抑えるのが現実的です

送料無料ライン(13,000円以上)も踏まえ、ベストな予算設定といえるでしょう。

注文を分けてリスク分散

重量税のかかる大量買いを避けるには、注文を分割するのがおすすめです。

10kg以上のまとめ買いでは「商用輸入と見なされる」リスクもあるため注意が必要です

税関の「事前教示」を活用しよう

税関相談官室では、輸入前に「これは何パーセントの関税がかかりますか?」と問い合わせることが可能です。

ホエイたんぱく調製品など、分類の目安が公表されている品目の場合は、予想額を試算してもらえます


まとめ:落ち着いた注文で不要な出費を回避

  • 関税がかかるのは「表示価格が16,666円超」または「衣料品を含む注文時」

  • 為替・重量・ギフトを加味すれば注文額は15,000円以内が安全

  • 無料ギフトや衣料品は思いがけない課税要因となる

  • 「事前教示」を使えば、購入前に関税額の見通しが可能

まずは少額から注文し、慣れてきたら徐々にボリュームを増やすのが賢いやり方です。

この記事が、安心・お得なマイプロテイン購入の参考になれば幸いです!

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