iHerb(アイハーブ)の関税対策ガイド

アイハーブ関税

はじめに

海外通販サイト「iHerb(アイハーブ)」を利用する方が年々増えています。

豊富なサプリメントやオーガニック製品が手頃な価格で手に入る一方で、「関税がかかるの?」「どこまでなら非課税なの?」といった疑問の声も少なくありません。

本記事では、iHerb利用時の関税にまつわる基礎知識から、課税ライン、回避のための実践的なコツ、送料を抑える方法までを丁寧に解説します。

特に初めて個人輸入をする方にとってもわかりやすく、リスクを最小限に抑えてお得に買い物できる情報をお届けします。


iHerbとは?関税が問題になる背景

iHerbは1996年にアメリカで設立されたオンラインショップで、自然派志向の食品やサプリメント、美容用品などを専門に取り扱っています。

取り扱い商品は45,000点以上あります。

国内では手に入りにくい商品が充実しており、日本のユーザーからも高い人気を集めています。

しかし、iHerbはあくまで「海外通販」です。

つまり、購入者自身が“個人輸入”をしている形になります。そのため、一定金額を超えると関税や消費税などの負担が発生します。

国内ECサイトで買い物する感覚で利用してしまうと、思わぬタイミングで関税がかかってしまうケースもあるので、iHerbの価格設定や配送ルールを正しく理解しておくことが重要です。


関税がかかる条件と計算方法

iHerbで発生する関税には明確なルールがあります。

日本の税関における「個人使用の輸入品」は、課税価格が1万円以下であれば非課税になります

この「課税価格」とは、商品代金+送料+保険料の合計金額に60%を掛けた金額を指します。

つまり、実際に商品代が約16,666円以下(送料込み)であれば、関税は基本的にかからないという計算になります。

さらに注意すべきは「為替レート」です。

注文時には16,000円以内だったとしても、通関時のレートによって課税対象になることもありますし、特にドル円相場が動きやすい時期には、数百円の差で課税されるリスクが高まります。

また、砂糖や蜂蜜といった一部の食品は、金額にかかわらず関税がかかることもあります。

これらは課税率が高く設定されているため、購入前に確認しておくと安心です。


関税を回避するための実践テクニック

関税を避ける一番の方法は、注文ごとの金額を抑えることです。

具体的には、15,000円前後までに収めることで、為替変動によるリスクも減らせます。

複数の商品を一度にまとめ買いしたい場合は、注文を2回に分けて行うのがコツです。

ただし、短期間に連続して注文すると、税関側に「商用目的」と判断される可能性もあるため、少し間をあけるのが理想的です。

また、配送先の住所が会社名義や店舗になっていると、商業輸入と判断されるケースもあるため、必ず自宅の住所を指定するようにしましょう

商品によっては関税のかかりやすさに差があります。

たとえば、日用品やベビー用品は比較的関税が低い一方で、甘味料や蜂蜜、特定のサプリメントは高い関税がかかることもあるので商品選びにも注意が必要です。


送料無料&送料節約方法

iHerbは「6,000円以上の購入」で送料が無料になるケースがあります。

ただし、これはGlobal Air(グローバルエアー)宅配便を選択した場合に限られます。

配送方法によって送料の有無が変わるため、注文時にしっかり確認しましょう。

また、キャンペーン時には送料が無料になる条件が変更されたり、一部の商品に「送料節約タグ」がつくこともあります。

送料を抑えるためには、こまめなチェックが欠かせません。

さらに、クーポンを使って合計金額を下げた場合でも、関税の計算では割引前の価格が基準になることがあります。

これを知らずに注文してしまい、「送料は無料になったのに関税がかかった…」というケースも。

送料と関税は別の仕組みで計算されるため、それぞれの条件を理解したうえで賢く活用していくことが大切です。


まとめ

iHerbは非常に便利な通販サイトですが、「個人輸入」という点を踏まえると、関税の仕組みを理解しておくことが重要です。

  • 課税対象は16,666円以上(目安)

  • 為替変動による影響もあるので、15,000円前後での注文が安全

  • 蜂蜜・甘味料などの一部商品は要注意

  • Global Air+6,000円購入で送料を無料化できる

  • 割引後金額ではなく、割引前の金額が関税計算に使われることがある

こうしたポイントを押さえることで、関税のリスクを最小限に抑えつつ、iHerbをより快適に利用できます。

ぜひ自分に合った購入スタイルを見つけて、お得にショッピングを楽しんでください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました